香りで合わせる

ペアリングの続きです。
前ページでは、「色を合わせる」ペアリングの方法について学びました。
このレッスンでは香りに合わせて選ぶペアリング方法を勉強していきましょう。
色でワインを合わせて赤ワインか白ワインかを決めたあとは、どうやってワインを絞っていったら良いのでしょうか。
Lesson6-3 ワインテイスティングSTEP2(2)で、ワインには特徴的なアロマがあることを説明しました。
料理も同じで、素材が持つ特徴的な香りがあります。
例えばキノコには土のような香り、アジアン料理にはスパイスの香り、サラダには野菜がもつそれぞれの香りがあります。
料理が持つ特徴的な香りをとらえ、それに合わせてワインを選んでみましょう。
赤ワイン
スパイシーな香りの料理に
樽熟成させた赤ワインは、スパイシーな香りがすることがあります。
例えばナツメグや黒胡椒、唐辛子などのアロマです。
ステーキなどの肉料理の中でも胡椒がかかってスパイシーなもの、カレー、スパイシーチキンなどは、
同じようにスパイシーな香りがするワインを選ぶと相性が良いです。
胡椒のアロマがある「シラー」のワインは、胡椒で味つけした肉のソテーや、タンドリーチキンなどと合わせてみてください。
シラーのフルーツの香りが際立ちます。
ドライハーブやスパイシーなアロマがある「バルベーラ」のワインも、シナモンや胡椒で味付けしたスパイシーな料理と合います。
クセのある香りの食材に
鹿肉など、クセの強いジビエ肉を使った料理には、同じく動物系の香りがするワインを。
例えばイタリアの「バローロ」は、ジビエ料理によく合います。
ブドウ品種では、イタリアで栽培されている「アリアニコ」がジビエのアロマを持ちますので、ジビエ料理との相性が抜群。
クセのあるチーズには、革などの動物香がするボルドーやブルゴーニュの赤ワインがおすすめ。

白ワイン
さっぱりした料理に
レモンを絞ったグリーンサラダやチキン、魚の塩焼きなどのあっさりした料理には、柑橘系の香りがするワインがおすすめ。
例えは「ピノ・グリ」のワインはレモンの爽やかなアロマを持ちますが、さっぱりした鶏肉やシーフード料理によく合います。
レモンのアロマを持つ「セミヨン」のワインも、あっさり系の魚の前菜などに合わせてみましょう。
ハーブの香りがある料理に
バジルやローズマリーなどのハーブを使った料理には、同じくハーブ系の香りがするワインを。
例えばハーブで味つけした鶏肉や白身魚は、ハーブの香りをもつ白ワインと合わせるとフレッシュさが増し、お互いの味を引き立て合います。
青々としたフレーバーの「ソーヴィニヨンブラン」は、ハーブを使った料理によく合います。
また爽やかな香りの「ヴェルメンティーノ」は白身魚の香草焼きや、ハーブの風味がある料理に向いています。

ワインの色が決まったら、素材そのものが持つ香りや、ハーブやレモンなどの香りに合わせてワインの種類を選んでみましょう。
共通の要素が多い組み合わせは、相性がよくなります。
つまり、胡椒を使った料理には胡椒の香りがするワイン、ハーブを使った料理には青々とした香りがするワインなどです。
常に料理とのバランスを考えてワインを選ぶことで、料理とワインの相性がだんだんわかってくるでしょう。
次のページは「味で合わせる」ペアリング方法についてです。