Lesson12-4 ニュージーランドのワイン

理想のソーヴィニヨンブランを生み出す国:ニュージーランド

ラグビーで有名なニュージーランド。ワインとはなかなか結びつかない人が多いかもしれません。

ニュージーランドは、この20年で急成長したワイン生産国です。

ニュージーランドでワイン産業が始まったのは、オーストラリアよりも一足遅れた19世紀。
フランス人と、オーストラリアのワイン産業を広めた人物でもあるイギリス人のジェームズ・バズビーが、この地でワインの開拓者となりました。

ソーヴィニヨン・ブラン

ニュージーランドが新世界で名を馳せるのに貢献したのが、ソーヴィニヨン・ブラン
もともとはリースリングの栽培が主流でしたが、1980年代後半に登場したソーヴィニヨン・ブランが世界中に注目されることとなりました。

ソーヴィニヨン・ブランの栽培地面識は、20,000haを超え、この国のブドウ栽培地の半分以上を占めます。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランは、ハーブの爽やかさに加え、トロピカルフルーツのような果実味が見事に調和した味わいです。
それまでヨーロッパで親しまれていたソーヴィニヨン・ブランの味わいとは一線を画し、人々を驚かせました。

そのおかげでニュージーランドワインは世界レベルにまでなり、大人気を博すことになったのです。

気候

ニュージーランドは北島と南島に島が分かれています。
南北に長いため気候も異なり、地域の気候を生かした異なる品種のブドウ栽培が各地でおこなわれています。

新世界の中では特に冷涼な気候のニュージーランドですが、一日の寒暖差が非常に激しいため、アロマティックで果実味豊か、さらに凝縮感のあるブドウが実ります。

南島

南島は、南北に縦断する南アルプス山脈のおかげで、東側は西からの湿った空気から守られています。
そのため、ブドウの栽培地域は東側に集中しているのが特徴です。

マールボロ

ニュージーランドの代表的なワイン生産地としてまず始めに覚えたいのが、マールボロ地区。
南島の北東部に位置する地域です。

ここで生産されるソーヴィニヨン・ブランはニュージーランドで生産されるうちの85%以上を占め、最高のソーヴィニヨン・ブランの産地として世界的に高評価を得ています。
強い酸味で残糖度が高く、ワインの初心者にも愛される白ワインです。

マールボロではシャルドネ、ピノ・グリ、リースリングといった白ブドウも栽培されており、爽やかな白ワインが特徴です。

セントラル・オタゴ

セントラル・オタゴ地区は南島の南部に位置する地域。

日照量が多く乾燥した気候のため、すばらしいピノ・ノワールが栽培されています。
ピノ・ノワールが持つ繊細さ、複雑味に加え、この地域の特徴である甘いダークベリーのような果実味もプラスされ、非常に味わい深い赤ワインができ上がります。

その品質の高さは、ブルゴーニュワインに次ぐと言わしめるほど。

北島

北島の東部に位置するホークス・ベイ地区は、ニュージーランド国内ではワインの歴史が長く、さまざまなブドウを栽培しています。
特に、シラーを使ったボルドータイプのブレンド赤ワインには定評があります。

ホークス・ベイの北の方にあるギズボーンは、ニュージーランドを代表するシャルドネの産地。
濃厚でクリーミーな味わいの白ワインが堪能できます。

各地域名で銘柄を検索してみよう!

時期や年によっておすすめワインの銘柄は変わりますので、
ワイン通販サイトや検索サイトでお気に入りのワインを探してみましょう。

「ネルソン」「マールボロ」などの地域名で、またブドウ品種でも検索できます。

検索してみよう!

ワイン通販サイトENOTECA


急成長を遂げたニュージーランドワインについて解説しました。

ニュージーランドの特徴としてもう一つ知っておきたいのが、環境に配慮したワイン造りがおこなわれているという点です。
ブドウ園の7%以上が有機農法を実践しています。
この国の冷涼な気候を考慮すると有機農法は決して簡単なことではなく、この数字は努力の賜物と言えるでしょう。

ニュージーランドの、地球に優しいワインをぜひお試しください。
まずはニュージーランドを世界レベルに押し上げた、ソーヴィニヨン・ブランから始めてみてはいかがでしょうか。

Lesson13も引き続き新世界のワインについて学びましょう。