ワインコラム②

知っておきたいワインのマナー

「ワイングラスで乾杯していいの?」

「ワイングラスって、一体どこを持つのが正解?」

「そのテイスティングの仕方、本当に合ってる?」

知っているようで、知らない、ワインのマナー。
ワインについて多くのことを学んだ今だからこそ、しっかり知っておきたいものです。

おいしいワインをおいしく飲むために。
ビジネスシーンで恥ずかしくないように。
一緒に飲む相手に失礼がないように。

今一度、ワインのマナーを確認しましょう。

ワインを注いでもらうとき

ビールをグラスに注いでもらうときは、グラスを両手で持って相手の方に向けますよね。

それでは、ワインはどうでしょうか?

注いでもらうのに、手でグラスを持たないのは失礼ではないか・・・と思うかもしれませんが、ワインを注いでもらうときはテーブルにグラスを置いたままにしておくのが一般的です。

理由の一つは、ワイングラスがとても繊細なため、間違えてボトルとあたってしまうと破損の恐れがあるからです。

高級なレストランはお店の人が注いでくれますので、お客同士で注ぐ必要はありません。

カジュアルなお店で男性と女性がいるときは、男性がワインを注ぐのがマナーとされているので頭の片隅に入れておきましょう。

グラスの持ち方

ワイングラスのボウルを持って飲んでいる人を見かけますが、正しいのでしょうか?

いいえ、一般的には正しくありません。

ワイングラスはボウルではなく、あし(ステム)を持って飲みます。
ワインは温度に敏感ですが、ボウルを持つと手の温度がグラスを通してワインに伝わってしまうのです。
特にこれぞというワインのときは、適温でおいしく飲むためにもあしを持って飲みましょう。

ただし、カジュアルな場面ではボウルを持って飲む人も多いようです。
マナーとしてはあしをを持つのが正しいのですが、その時々により雰囲気に合わせて対応するのが正解です。

グラスの回し方

テイスティングのときはグラスを右に回しますか?左に回しますか?

あまりないことではありますが、勢いよく回しすぎてワインがグラスから飛び出てしまったときに、隣の人にワインがかからないように自分の方に向けて(内側に)回すのが正しいです。

つまり、右手の人は半時計回りに、左手の人は時計回りに回します。

ワインを回しすぎる人がいますが、そんなに回す必要はありません。
2〜3回軽く回すぐらいで留めておくのがスマートです。

乾杯するとき

ワインで乾杯するときどうすれば良いのでしょうか?

ビールを飲む時のように、カチンと音を出して乾杯するのは楽しいですよね。
しかし、それはビールジョッキが分厚いからできること。

ワイングラスは繊細なので、基本的にはグラスを当てずに、グラスを軽く持ち上げて目と目で合図するのがマナーです。
日本人は乾杯するときグラスを見る人が多いようですが、ヨーロッパでは目と目で見つめるのが一般的。
外国人と同席するときは注意しましょう。

ワイングラスでグラスをあてて乾杯したいときは、ボウルの部分を軽くあてる程度にします。

澱のあるワインにあたってしまったら

特に上質の赤ワインなどに、澱が含まれていることがよくあります。
これは仕方のないことで、防げません。

飲んでしまっても体に悪いということはありませんので心配することはありませんが、
舌触りはあまりよくありません。

このようなときは、グラスに注ぐときに、澱がグラスに入らないように静かに注ぎましょう。
お店で頼んだワインの場合は、お店の人に伝えてデキャンタージュしてもらうという方法もあります。

ワインを全部飲めないとき

お店で思いきってボトルを注文したものの、ワインが全部飲みきれないことがあるとき、どうしますか?

もったいないからと無理矢理飲んでしまっては、体にも悪いしせっかくのワインも台無しです。

そのようなときは、持ち帰らせてくれるお店も多いですので、まずはお店に相談してみましょう。

ワインが服についてしまったときの落とし方

ワインを服にこぼしてしまったときは、なるべく早めに水洗いしましょう。
外出先で水洗いできない場合は、濡らしたティッシュなどでポンポンと落とします。

携帯用のシミ取り剤も市販されているので、持っていると便利です。

家に帰ったら、洗剤で手洗いしてから洗濯機に入れましょう。
洗濯機だけでは落ちない場合が多いです。

漂白剤や重曹を使うのもおすすめ。

重曹の使い方は、シミに重曹を直接ふりかけ、その上からお湯を流します。

どのような方法にしてもポイントは、なるべく早く落とすことと、落とすときにお湯を使うことです。
大切な衣服をダメにしないためにも、知っておくと便利です。