Lesson9-1 ワインをオーダーする

ワインの頼み方

Lesson9は、レストランでのワインの頼み方やワインを飲む順番などについて学びましょう。

レストランでワインを注文しようとメニューを見ると、ワインの種類の多さや、価格の高さに驚くことがあります。ワインの知識がないと、たくさんのワインの中から何をどうやって注文したらいいのかわからないし、
高いワインを勧められたらどうしようと冷や汗をかいてしまうことも。

一般的に、レストランのワイン価格は小売価格の2〜3倍です。
「高い・・・」と感じて当然ですが、あらかじめ知っておくとその場で焦ることもありません。

また、ワインの専門知識がないことを恥ずかしがることはありません。
そのためにソムリエがいるわけですから、わからなければソムリエに相談してみましょう。

ワインをオーダーするとき

ワインを注文するときは、以下のことを伝えるとソムリエがぴったりのワインを見つけてくれます。

予算

お金のことを言うのは気が引けるかもしれませんが、はっきりと予算を伝えた方が良いです。
ソムリエはお客の懐事情を知りませんし、相談されてもどれぐらいの価格帯のものをおすすめしていいかわかりません。

一緒に行った相手に予算を知られたくないなら、メニューの価格をソムリエに見せて「これぐらいのもので」とお願いしてみましょう。

また予算は、ある程度幅を持たせたほうが見つけやすくなります。

どれぐらい飲むか

次に、どれぐらい飲めるかを伝えることも大切です。
ワインのボトル(750ml)はグラス6杯分程度で、二人で飲むなら一人3杯ずつになります。
ボトルを飲みきれなさそうならば、グラスワインを注文するという選択肢も。

またボトル一本分の量が飲める場合でも、いろいろなワインを試したいときや料理に合わせてワインを変えたいときなどは、グラスで注文するのがおすすめです。

食前にスパークリングワインを頼む場合も考慮して、どれぐらい飲めそうか伝えましょう。

好みの味

あなたはどのような味のワインが好みでしょうか。
例えば赤なのか白なのか。スッキリした味わいか、まろやかなタイプか。
甘口か辛口か。ライトボディかフルボディか。

自分がこれまでおいしいと思った味わいの特徴を伝えると、ソムリエが選ぶ参考になります。

特に好みの味がわからない場合は、注文する料理に合わせて選んでもらっても良いでしょう。

また、飲んでみたいブドウ品種や銘柄があれば、それを伝えてください。

その日の気分

天気やその日のできごと、誰と一緒に飲むかで、その日の気分が異なってきますよね。
いつもとは違うタイプのワインを飲みたくなる日もあるでしょう。

頼むときの例としては、「今日は結婚記念日なので、それに合うワインを」「今日は暑かったので、スッキリしたワインが飲みたい」などです。

ホストテイスティング

レストランでワインを注文すると、「ホストテイスティング」をおこなうことがあります。

ホストテイスティングとは、ワインの状態が悪くないかチェックすることです。
基本的には、カップルなら男性、グループなら主催者がホストテイスティングをおこないます。

これはワインが劣化していないか確認するだけのものであり、ワインが好みの味であるか確認するものではありませんので注意してください。

1.ボトルのラベルを確認

ソムリエがワインのラベルを見せてくれますので、頼んだワインであるか確認します。

2.テイスティング

ホストのグラスに少しだけワインを注いでくれますので、テイスティングしてみましょう。
簡単に色、香り、味を確認します。
ワインに問題がなければ、「おいしいです」「大丈夫です」「お願いします」などと伝えてください。
頷くだけでも伝わります。

あまり時間をかけずに、10秒程度で終わらせます。

ホストテイスティングで緊張してしまう人がいますが、その必要はありません。
少し味みをして、変なにおいや味がしないかチェックするだけのことです。
難しいと感じる場合には、ソムリエにお願いすることもできます。
(※ソムリエが先に確認していることもあります)


ワインの注文は難しいことではありません。
選ぶのに迷ったらソムリエに気軽に相談してみましょう。

自分の希望をしっかり伝えれば、あなたにぴったりのワインを見つけてくれるでしょう。
専門知識がないことを恥ずかしいと思わず、自分なりに注文すれば大丈夫です。

またワインについて勉強中の受講者の皆さんでしたら、ソムリエとの会話はとても勉強になり刺激になるはずです。
そういった意味でも、レストランやワインバーでワインを頼むのは、
たとえ価格は高くなってしまっても、新しい発見があったり、ワインのことを学ぶ良い機会にもなりますよ。

次のページでは、「ワインを飲む順番」について学びます。