Lesson8-2 健康に良い飲み方(1)

適量のお酒を心がける

「お酒は百薬の長」と言いますが、それはお酒の飲み方次第です。

その他多くの食材と同様に、お酒も適量の摂取なら体に良く、飲み過ぎれば毒となります。
このページでは、ワイン好きなら知っておきたい、お酒の飲み方についてお伝えします。

お酒の適量は?

適量のお酒は、本当に体に良いのでしょうか。

実は、適量のお酒が体に良いことは、医学的にも証明されています。
驚くことに、全く飲まない人よりも、適量のお酒を摂取したほうが死亡率が低いこともわかっています。

適量のお酒は、血流を促進し、善玉コレステロールを増やす作用があります。
心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、糖尿病、認知症の発症リスクなどの予防効果が期待できます。

※飲酒をすることが全ての病気に有効なわけではなく、飲酒によってリスクが高まる病気(ガンなど)もあります。
また、持病のある人は少量のお酒も良くない場合があります。

お酒の適量についてはさまざまな意見がありますが、目安としてはアルコール量40gまでです。
健康に配慮した節度ある飲酒でしたら、20gを目安にすると良いでしょう。

【アルコール量の計算式】

アルコール量(g)=お酒の度数(%)×お酒の量(ml)×0.8÷100

例)度数14%のワイングラス2杯(250ml)の場合、

14×250×0.8÷100=28g

つまり、ワインの場合はグラス2杯ぐらいまでが適量の目安となります。

休肝日は必要?

晩酌を毎日する人は、健康のためには休肝日を設けるのが良いとされています。

アルコールは人の体に毒であり、そのアルコールを毎日分解するのは肝臓にとって大変な負担です。
お酒を百薬の長にしたいなら一週間のスケジュールをたて、適量のお酒の摂取と、休肝日(できれば2日)を設けるようにしましょう。

顔が赤くなる人は注意を

「飲酒後に顔が赤くなる人の方がアルコール分解力が高い」というのは誤解で、実際はその逆です。

アルコールは体内に入ると有害な「アセトアルデヒド」に分解されますが、飲んですぐに顔が赤くなる人はアルコール耐性が低く、このアセトアルデヒドの分解をうまくできない人です。
このような人たちは、食道ガンなどのリスクが高くなります。

しかし、だからといって必要以上に神経質になることはありません。
自分の体質を知った上で適量を心がけ、健康に配慮しながらワインを楽しみましょう。

正しい食習慣と定期的な運動も◎

野菜や果物も日常的にしっかり摂取する人たちは、疾患のリスクも下がるようです。
またビタミンB6を多く摂取する人は、大腸ガンや心疾患のリスクも抑えられます。

ビタミンB6は、マグロ、カツオ、肉、レバーなどに多く含まれています。
普段の食事やワインを飲むときのおつまみに取り入れると良いでしょう。

また言うまでもなく、定期的に運動をすることも健康の維持には大切です。

食習慣、定期的な運動に合わせて、適量のお酒と休肝日を設けられると良いですね。


適量のお酒はさまざまな病気の予防となり、例えお酒に強くても飲み過ぎは体の負担となります。
適量を守りながらワインをたしなみましょう。

次のページでは、おつまみや二日酔いの予防について説明します。